鉄骨工事は、鋼鉄製の部材を使って柱や梁など建築物の骨組みになる部分をつくる仕事です。工場で作った鉄骨を工事現場に運び込み、現場で組み立てて強固な骨組みを作っていきます。
鉄骨を溶接で接合したり、フォークリフトで運んだりすることもあるため、鉄骨工事では様々な資格や免許が必要になることがあります。
そこで今回は、鉄骨工事に必要な資格について見ていきましょう。
■鉄骨工事に必要な資格
鉄骨工事に必要な資格としては、「玉掛け技能」や「高所作業車運転技能」「フォークリフト免許」「ガス溶接技能者」「アーク溶接作業者」「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者」などがあります。それでは、具体的にそれぞれの資格の内容をみていきましょう。
・玉掛け技能
玉掛けとは、クレーン車のフックに荷物を掛けたり、外したりする作業のことです。クレーンで運ぶ荷物はとても重いため、ミスがあれば大事故につながってしまいます。そのため、玉掛けを行う際には正しい操作方法や安全に対する知識が必要になってくるのです。
「玉掛け技能講習」を受けることで、クレーンの最大つり上げ荷重1トン以上を扱うことができる、国家資格の玉掛け資格が取得できます。
・高所作業車運転技能
ビルや橋梁の骨組みをつくる鉄骨工事では高所での作業も多くあり、その際に高所作業車に乗って行うことがあります。高所作業車は、作業床の高さによって運転資格が異なり、10m以上の場合は、技能講習修了者であることが必要になります。10m未満の高所作業者は、技能講習修了者以外に特別教育修了者でも運転可能です。
・フォークリフト免許
車の運転に免許証があるように、フォークリフトの運転にも免許が必要です。フォークリフトの資格は、最大積載荷重が「1トン未満」と「1トン以上」の2種類に分けられます。
「1トン未満」のフォークリフトは、「フォークリフトの運転の業務に係る特別教育」を受けることで運転できるようになります。
「1トン以上」のフォークリフトは、「フォークリフト運転技能講習」を受けた後、試験に合格すると、技能講習修了証が発行されます。フォークリフト運転の際には、この修了証を常備することが義務づけられています。
・ガス溶接技能者
国家資格の「ガス溶接技能者」は、ガスバーナーを使って金属をつなぎ合わせる初歩的な溶接の資格のひとつです。この資格がなければ、ガス溶接をすることはできません。2日間、合計14時間の講習を受講することで取得できます。
実務経験を3年以上積むと、さらに指導者として従業員にガス溶接の指揮ができる「ガス溶接作業主任者」を受験できるようになります。
・アーク溶接作業者
アーク放電を利用して金属を接合させる「アーク溶接」をするために必要な国家資格です。ガス溶接は3,000度の炎にを扱うのに比べ、アーク溶接では電気を使い4,000度の炎を作ります。溶接する素材によって、ガス溶接とアーク溶接を使い分けていきます。
「アーク溶接作業者」は、学科11時間と実技10時間を受けることで取得できます。
・建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者
鉄骨工事の現場では、組み立てや解体など様々な作業が行われています。その際に、作業の方法や作業員の安全確保などを監督・指導する責任者が、「建築物等の鉄骨の組立て等作業主任者」です。
鉄骨の組立てや工事用設備、作業環境、作業者に対する教育などの講習と試験を受けることによって取得できる資格です。
■資格を取得してキャリアアップ
資格を取ることで、技術や知識を深め、鉄骨工事の職人としてキャリアアップしていくことができます。
埼玉県蓮田市に拠点を構える合同会社 山田建設では、成長できる環境づくりに力を入れており、資格取得の支援も積極的に行っています。鉄骨工事の仕事や資格を取得して技術を磨いていくことに興味を持たれた方は、関東圏内で鉄骨工事一式を行う合同会社 山田建設まで気軽にお問い合わせください。
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