鉄骨製作を一貫して管理! 鉄骨製作管理技術者の資格の特徴

 

現在、多くの建物は鉄骨を骨組みとして建てられています。一般の住宅から高層ビルまで、さまざまな建物に鉄骨が使われているのです。安全な建物を作るためにも、鉄骨の製作や溶接は正確に行われなければなりません。今回は、鉄骨製作の一連の工程を管理する、「鉄骨製作管理技術者」の資格について見ていきましょう。




鉄骨製作管理技術者は、鉄骨製作の工程を一貫して管理する



鉄骨製作管理技術者は、鉄骨製作工場において、工程全般における製作管理と品質管理の業務を行う技術者のための資格です。鉄骨製作には、計画の立案から鋼材の加工、組み立て、溶接、塗装、発送、そして現場における製品引き渡しと、多数の工程があります。これを一貫して管理できるだけの知識と能力を身につけた人が、鉄骨製作管理技術者となるのです。


そのため、民間の資格ではあるものの、鉄骨製作工場の性能評価基準における製作管理技術者、溶接管理技術者及び工作図管理技術者として従事する条件の1つとなっています。取得すれば仕事の幅が広がり、キャリアアップにつながるでしょう。鉄骨を扱う現場で働くなら、積極的に取得を目指したいところです。


また、鉄骨製作管理技術者には1級と2級があり、1級の方がより高度な知識と技術を求められます。最も大きな違いは、2級が中低層建築物の鉄骨製作なのに対し、1級では高層建築物の鉄骨製作の能力が審査される点です。さらに、構造力学や構造設計の知識も身につけていなければなりません。鉄骨製作のプロを目指すなら、ぜひ1級を取得しましょう。




鉄骨製作管理技術者の資格取得には、一定の実務経験が必要



鉄骨製作管理技術者の資格を取得するには、試験に合格する必要があります。試験の開催時期は毎年度秋季、場所は全国の主要都市です。また、受験するためには学歴に応じた一定の実務経験が必要となります。


たとえば、大学の指定学科(建設系など)を卒業している人なら、1級2級ともに1年以上の実務経験で受験可能です。一方、指定学科以外の高校を卒業している人は、1級なら7年以上、2級なら3年以上の実務経験がなければ受験できません。スムーズなキャリアアップのためにも、自分がいつ受験可能になるのか確認し、受験計画を立てて経験を積むのが望ましいでしょう。最終的には、学歴に関係なく受験が可能です。


なお、この資格を取得する際には、受験料と新規登録料を合わせて2万円程度の費用がかかります。さらに、後述する資格の更新の際にも、1万円~2万円程度の手数料が必要です。資格の取得支援制度がある会社なら、費用を支給してもらえるので活用しましょう。




試験の合格率は60%~70%。5年ごとに更新が必要



鉄骨製作管理技術者の試験は、原則として択一形式(マークシート)で行われます。学科試験のみで、実技試験はありません。出題数は全50問、出題分野は鉄骨構造、鉄骨加工、品質管理、安全管理、建築法規の5分野です。分野ごとの出題数はあらかじめ決まっており、鉄骨加工や品質管理の比率が高くなっています。


近年の合格率は、1級2級ともに60%~70%程度です。1級の方がやや合格率が低くなりますが、それほど大きな違いはありません。建設関係の資格の中では比較的やさしく、取得しやすい部類です。2020年4月現在の有効登録資格者数は、1級が1万2,294人、2級が6,057人となっています。受験資格を満たしたら、積極的に取得するといいでしょう。



なお、資格の有効期間は登録の日から5年間です。期間を過ぎても資格を保持したい場合は、更新講習を受講し修了考査に合格しなければなりません。さらに、資格取得後10年を経過する人は、有効期間満了の前1年以内に更新講習を受講し、論文審査に合格すると資格を保持できます。


その後、資格取得から15年経過した人は、職務経歴書による書類審査に合格するか、更新講習を受講することで更新が可能です。資格取得後も気を緩めずに経験を積み、確実に資格を更新できるようにしましょう。



埼玉県蓮田市の山田建設は、鉄骨工事一式を手掛ける会社です。従業員は資格を持つ実力者がそろい、職人としての誇りを持って仕事に臨んでいます。従業員ファーストで、資格の取得サポートも充実しており、未経験からでも資格の取得が可能です。工事をご検討中の方や、鉄骨工事に興味のある方は、お気軽に山田建設までご連絡ください。